異形成について3

地元の婦人科で「軽度異形成 経過観察」と診断された私。
その時病気のオンパレードだったこともあり、いったんパニックに
なりながらも、優先順位をつけて治療することにしようと考え直した。

人間って不思議なもので、どんな状況でも約2週間でその状況に慣れてくるらしい。

甲状腺がんの手術までに、ぶどう膜炎の治療。甲状腺が落ち着いたら
婦人科にいこうと、いろいろと調べていた。

広尾の駅前に、異形成の治療を積極的に行っている先生がいらっしゃる
ということがわかり、覚悟を決め、勇気をふりしぼって予約。
相当患者さんが多いようで、待ち時間が長いことは想像しながら受診。

先生はよくしゃべる、元気のよい先生。
国内の有名病院での勤務から開業されたようだが、アメリカでの治療経験もあり、
考え方はかなり海外寄り。子宮頸がんワクチンや異形成の治療に関して、日本は
遅れている、と話してくださった。

診察室は3つあり、内診台でまっている患者を次から次へと忙しく診てまわる。
遅いときは夜8時過ぎまで患者がいるときもある。内診台は古いものを使っているが
検査の手際は素晴らしいと思う。
であるから、聞きたいことは簡潔に、またイエスかノーかをぐずぐずしないほうが
よい。

初診ではまず、こするだけの細胞診、つまみとる組織診、HPVの型を調べる
血液検査をした。
少しほっといただけに、結果がでるまでまた、不安な日々。